優雅で下世話な秀逸コメディ「Mozart in the Jungle」

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エレガントな題材を下世話に調理する

モーツァルト・イン・ザ・ジャングル

定額映像配信サービスへ参入してきたAmazonが自ら製作を手掛け、日本でもついに公開された「モーツアルト・イン・ザ・ジャングル」。

そのタイトルからも察しがつくように、これはオーケストラを舞台にしたドラマである。

だがこれは、われわれ日本人がオーケストラから連想する知的で品行方正な紳士淑女の物語ではない。

原作となっているのは、実際にニューヨークフィルなどにも所属していたプロのオーボエ奏者が書いた「Mozart in the Jungle: Sex, Drugs, and Classical Music」というオーケストラの内情暴露系物語。

なので、このドラマの登場人物達は奔放なセックスを楽しみ、酒とドラッグでどんちゃん騒ぎし、二日酔いで演奏会といった具合に描かれている。

「エレガントな題材を下世話に調理する」というスタンスが秀逸なギャグとして機能し、上質なコメディドラマとして成立しているのだ。

オーケストラってこんなに乱れた世界なのかよ!?

モーツアルトインザジャングル

物語、ニューヨークの老舗オーケストラが、若き天才指揮者を迎え入れるところから始まる。

そのロドリゴという男は名実ともに若手のトップなのだが、とんでもなくエキセントリックな人物だった。

古い仕来りには当然のように反発し、予定は守らず、すぐに回りの女を口説く。

その新生オーケストラへオーディションでやってくる新人のオーボエ奏者が、このドラマの主人公。

勉強のためロドリゴの元でアシスタントを始めるのだが、案の定、自由過ぎる彼に振り回され、楽団の中では次々と問題が発生し…といったドタバタコメディだ。

このドラマに登場する楽団員達は、どいつもこいつも一癖ある人物ばかり。

新人をいびるベテランや、やけに休憩時間にうるさい組合長、楽団員にドラッグを売り捌く売人もどきや、セックス大好きなセクシー姉さんなどなど、「オーケストラってこんなに乱れた世界なのかよ!?」と誰もが唖然とするはずだ。

しかし老舗オーケストラなので演奏はピカイチ。

ドタバタ劇の合間に流れる上質なクラシックミュージックは心地よく、笑いと教養のコラボレーションを満喫することが出来るのだ。

昼ドラファンにもおすすめの30分

これは30分ドラマなので、空いた時間にサクッと視聴できるのも魅力だ。

時間が短い分、余計なエピソードが入ってこないので鑑賞後の満足度も高い。

「昼ドラ」のファンなんかにもおすすめの作品だ。

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