肥満中年必見ドキュメンタリー「デブで病気で死にそう」

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生活が不規則な中年向けドキュメンタリー

デブで、病気で、死にそう

「まさか自分が太るわけない」

10代の頃、部活や遊びで走り回っていた頃は誰もがそう思っていたはずだ。

そのうちにお酒を覚え、仕事でデスクワークが多くなり、生活も不規則で食事になんて気を使っていられない。

そして10年も経てば、子供の頃の自分が絶句するような肥満中年の誕生だ。

NETFLIXで見たドキュメンタリー作品「デブで病気で死にそう」は、そんな中年太りのオーストラリア人ジョー・クロスが自分の食生活を見直し健康体を手に入れる過程に密着している。

食生活改善へのモチベーションがグングン上がる!?

デブで、病気で、死にそう

41才のジョーは若くして株式投資で成功し、体重は140キロまで増加した。

おまけに乱れた食生活が原因で自己免疫疾患(突然、体に蕁麻疹などができる)となり、症状を抑えるステロイド剤が手放せない体となってしまった。

そこでジョーはアメリカに渡り、ジャンクフードの誘惑に耐えながら野菜ジュース以外、一切口にしない60日間の断食を実施する。

もちろんジョーの体重は減りスリムになって行くのだが、このドキュメンタリーの本質はそこではない。

いかに現代人の食生活がデタラメで、多くの人が健康を損なっているかを警告しているのだ。

平均的なアメリカ人の食生活のほとんどは加工食品と動物性蛋白質で、そもそも野菜を積極的に摂取する食文化がない。

そこが日本とは大きく異る。

ハンバーガーやステーキなどジャンクフード漬けの毎日で肥満化した体は、糖尿病や心筋梗塞、脳卒中を高確率で引き起こす。

このドキュメンタリーでジョーが始めた野菜ジュースダイエットは、旅先で出会った肥満に苦しむ人達にも広がっていき、加工食品やジャンクフードと決別し健康な体と健全な精神を取り戻していく。

「健康」が孕む如何わしさ…

デブで、病気で、死にそう

とても勉強になるドキュメンタリーだが気になる点もある。

それはジョーに感化されて野菜ジュースダイエットを始めた人たちの描き方が、なんだか宗教じみて見えるのだ。

「ジャンクフードばかりを食べていた頃は気分が沈みがちで自殺寸前だった」「でも野菜ジュースで断食したら、気分が晴れ晴れして毎日が楽しい」というモチベーションの変化をやけに強調するため、「う〜ん…」と思う箇所もいくつかある。

実際のところ「健康」というキーワードは詐欺や宗教勧誘の入り口となりやすい。

オウム真理教がヨガ道場を開いていたり、何の効果もない健康食品がテレビショッピングで普通に売られていたり、実態のハッキリしない「健康」の周りには、どうやって金を巻き上げるか舌なめずりしている輩が蠢いている。

なので、この「デブで病気で死にそう」に関しては、題材は素晴らしいけど、もうちょっと違った編集の仕方もあったんじゃないのか?とも思えてしまう。

とは言え、自分の食生活を見直すにはこれ以上ないほどの作品なので、ダイエットを考えている人も、そうでない人も見て損はないだろう。

鑑賞後には、きっと野菜ジュースを試してみたくなるはずだ。

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